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データの可視化 グラフの配色に関する9つのルール Stephen Few氏の記事の日本語訳

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BIツールやExcelでグラフを作成するとき、どのような色を着けたらいいのでしょうか?
データビジュアライゼーションの第一人者、Stephen Few氏が書いた配色のルールに関する記事を翻訳しました。
QlikViewやQlik Senseをお使いの方はもちろん、普段ExcelやPowerPointなどでグラフを作成している方にとっても有用な記事だと思いますので、ぜひご覧ください。

Practical Rules for Using Color in Charts(日本語訳PDF)

rules_for_using_color_japanese.pdf

原文(英語)は以下からダウンロードできます。
http://www.perceptualedge.com/articles/visual_business_intelligence/rules_for_using_color.pdf


この記事に興味を持たれた方は、以下の記事もぜひご覧ください。
データの可視化 なぜ円グラフを使ってはいけないのか?Stephen Few氏の有名記事の日本語訳


この記事のテーマ

冒頭で著者も述べていますが、この記事のテーマは芸術的な表現に関するものではなく、あくまでデータの表現に関するものです。
簡単に言えば、”見栄えをよくする方法”にではなく、”情報を読み取りやすくする方法”に焦点が当てられています。

たとえばルール1では、背景色を均一にする(グラデーションなどは使わない)ことの重要性が語られています。
色の見え方は周囲の色から影響を受けるということなのですが、これについては”チェッカーシャドー錯視”の画像が有名です。
下の画像で、Aの箇所とBの箇所はちがう色に見えますが、実はおなじ色です。
checkershadow_illusion出展:Edward H. Adelson Checkershadow Illusion
http://web.mit.edu/persci/people/adelson/checkershadow_illusion.html

このような錯視や、色の持つ特性などを取り上げ、グラフで色を使う際の実用的なルールとしてまとめ上げています。


カラーパレットの参考情報

記事の中に、カラーパレットをあらかじめ用意しておくとよいという内容がありますが、カラーパレットを作成する上で参考になりそうなサイトをいくつか紹介いたします。
また、Adobe Color CC(旧Adobe Kuler)COLOURloversColorCombosといったサイトにはカラーパレットが多数登録されており、色を選択する際の参考になります。
たとえば、Adobe Color CCではカラーパレットを人気の高い順に表示できます。
これらのサイトはどちらかというと、見栄えのいい資料を作りたいときに参考になります。


本資料について

本資料は、Stephen Few氏著「Practical Rules for Using Color in Charts」を、株式会社アシストが、同氏の許可を得て独自に翻訳したものです。また、日本語訳は同氏が内容を確認したものではありません。誤訳や意訳はすべて株式会社アシストの責任によるものです。
原文の著作権はStephen Few氏に帰属し、翻訳文の著作権は株式会社アシストに帰属します。
本資料に記載された内容を使用して、いかなる損害が発生しても、株式会社アシストおよび著者、原作者は一切責任を負いません。
原文は以下URLより参照可能です。
http://www.perceptualedge.com/articles/visual_business_intelligence/rules_for_using_color.pdf


著者について

ステファン・フューはITイノベーター、コンサルタント、教師として25年以上の実績を持つ。
現在は、コンサルタント会社Perceptual Edgeの社長として、ビジネスデータの分析と伝達におけるデータの可視化に注力している。

トレーニングやコンサルティング・サービスの他、季刊Visual Business Intelligence Newsletterへの寄稿、数多くのカンファレンスでの講演をこなしている。
また「Show Me the Numbers: Designing Tables and Graphs to Enlighten, Second Edition」、「Information Dashboard Design: The Effective Visual Communication of Data」、「Now You See It: Simple Visualization Techniques for Quantitative Analysis」の著者でもある。

ステファンのその他の業績や論文は、www.perceptualedge.comから確認できる。またブログからも本分野に関する見解を知ることができる。


外部リンク

Perceptual Edge
http://www.perceptualedge.com/
Stephen Few氏が社長を勤めるPerceptual Edge社のサイトです。

Perceptual Edge – Library
http://www.perceptualedge.com/library.php#Articles
同サイト内にある、過去の記事の一覧です。
今回取り上げた「Practical Rules for Using Color in Charts」もここからダウンロードできます。

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